きょうは丸亀市にある中津万象園で開催中の「星野富弘 花の詩画展」に行ってきました。
金曜日にNHKのローカルニュースで紹介されていたので、「これは混むなぁ。早く行けばよかった」と思っていたのですが案の定でした。
2時過ぎに行ってみれば、駐車場は一杯。万象園の受付ではいつもヒマそうなスタッフがあたふた(^_^;)
入ってみると美術館に入場待ちの列が10メートルあまりできていました。
あちゃー、と思いながら並んでいると、それでも少しづつ進み入館できました。
みなさん、じっくりと詩を読み絵を見ているので、なかなか進まないのです。
おかげで私もじっくり見ることができました。
星野富弘さんは、中学の先生をされていてクラブ活動の指導中に事故で脊椎を損傷し、体の自由を失った方です。入院中から口にくわえた筆で絵と詩を書き始めました。
詩は新実徳秀さんが作曲して「花に寄せて」という合唱曲になっていまして、私も合唱団で歌ったことがあります。
合唱曲になっている詩は、お母さんのことやご自分の背負った宿命を花に寄せてうたった詩なんです。
今回展示された詩画をみると分かりやすい言葉でご自分の思いを書いていらっしゃるのですが、これが誰にでもかけるかと言うと、やはりこの人にしかかけない詩なんでしょう。
ちょうど柴田トヨさんの詩が、百歳になった人にしかかけないような詩であるみたいに。
そしてユーモアにあふれる詩もありました。
絵のほうは、私が知っていた絵はちょっと荒いタッチだったので、口にくわえた筆で書かれているからだろうと思っていたのですが、とんでもない思い違いでした。
太い線で描かれている絵もあれば、線画で細かく表現されている絵もありました。
優しくあわく描かれた花もあれば、アザミのようにくっきり描かれている花もある。
美しく咲く花ばかりでなく、さかりを過ぎた花や、虫に食われた葉っぱに、とっくに茶色くなった秋のアジサイなど。
やっぱり印刷物でない実物をじっくり拝見するのはいいですね。
有意義な一日でした。
さて会場の中津万象園は、江戸時代に丸亀藩の藩主だった京極家の別邸があったところで、日本庭園や茶室が残っています。
展覧会を見たあとで散策しましたが、星野さんの絵に影響されたのかこんな写真を撮りました。
「星野富弘 花の詩画展 in 丸亀」について
http://www.marugame.or.jp/shoukai/banshou/b-kikaku01.html
中津万象園については3年半ばかり前に詳しくアップしております。
http://sacchyan.iza.ne.jp/blog/entry/880829/
今回の写真もぼちぼちアップして行きます。
さようならグッドバイ |
at 2020-02-29 17:38 |
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