「直島に行ってきたで~ その③家プロジェクト 南寺」から続く
さて南寺を出てから地図を見ると、次は上原三千代さんの作品がある八幡神社が近そうです。
そちらに向かって歩いていくとそれらしい石段があり、明らかに直島の住民ではない人が降りてきました。
(前回の「家プロジェクト南寺」でも同じをことを書いたけど、住民らしい人より見学に来とる人のほうがようけおった)
石段を登ってゆくと、門があり両脇にきれいに着色された神像がありました。
「え~と、お寺によくある阿吽像とは随分形が違うなぁ。あそうか、ここは神社だ。でも神社の門に像があるのはあまり見たことがないなぁ」
と、考えながら近づいてみてみると、左側の神像の足元に猫がいます。
かわいい
写真を撮ったときには、これも上原三千代さんの作品だとは気付かず、どうして猫がいるんだと思いながら、さらに石段を登りました。
この石段結構長いのですが、でも琴平町の金毘羅さんの石段に比べたら……。
さて八幡様の社殿に到着。
参拝しようと思っていたら、スタッフの女の子に「どうぞ」とうながされ、しかも中に先客が二人いて、その人たちを参拝してしまうような気がしたので、そのまま拝殿に入りました。
拝殿の中に上原三千代さんの猫が。
この猫たちはリアルなんだけれども、抑えた色調で古びた感じもあり、拝殿においてある道具と同じくらい前からいるように思えます。かわいいのでなでなでしたくなりますが、触ることはできません。
ここでやっと門にいた猫も作品だったと気がつきました。
拝殿にはお祭りで使うらしい道具もありました。
よく似た道具がうちの氏神様にもあります。
朱雀・青龍・玄武・百虎かな。
神像があった門は随神門といい、中にいたのは矢大神・左大神という随神だそうです。猫の名前は「いつかは眠り猫」
随神は江戸時代初期のもので損傷が激しかったので、修復されたとのことです。
拝殿の猫は「直島の局」と「八幡さんへの抜け道」
歩いているほうが「八幡さんへの抜け道」でしょうか?
「直島に行ってきたで~ その⑤護王神社」へ続く